まず最初にチェックして欲しいのは、キーワードとサイトの内容がマッチしているか?ということです。例えば「SEO対策」というキーワードで運営されているサイトのコンテンツが、SEO対策と関連のないものであった場合、訪問者はどのような行動を取るでしょう?
言うまでもなくそのサイトをクローズして、他のウェブサイトに求めている情報を探しに行くことでしょう。
キーワードと関連のない情報がサイトの大半を占めている場合は、今一度初心に帰ってキーワードに適したコンテンツ作りを心がけましょう。特にサイトを長期間運営している場合などは、コンセプトが徐々にずれてしまって、元々の本題とは違ったサイトとなってしまうことがあるみたいです。
念のためにタイトルタグ(<title>~</title>)や、h1タグなどにもキーワードが設置されているかを確認しておきましょう。
またそもそもの話になってしまいますが、狙っているキーワードの検索ボリュームが少ない場合、そのキーワードで検索上位が達成できたとしても大きなアクセスにはつながりません。既に検索上位を達成しているのにもかかわらず、アクセスが伸びない場合はキーワードの選定に失敗しているケースが考えられます。
これもまたキーワードが「SEO対策」となっている場合を例にとって説明しましょう。
検索エンジンで「SEO対策」のワードで検索した際に、1ページ目に表示されているウェブサイトそのサイトこそがあなたのライバルであり、参考にすべきサイトなのです。
最初に少なくとも上位5サイトの内容を分析して(コンテンツや記事の内容など)共通点を洗い出しましょう。次に上位サイトにあって貴方のサイトにない項目も拾い出します。
最後に「SEO対策」というキーワードで検索するユーザーが何を求めているのかを想像します。
そのユーザーが求めているであろうと予想される項目をピックアップします。
拾い出す項目をまとめましょう。
これらの項目すべてで、今現在上位表示されているどのサイトよりも有益な情報をユーザーに提供すること。言い換えればユーザーをどのサイトよりも満足させるサイトを作ることが必要なのです。
Googleは検索上位に表示するためのルール(アルゴリズム)を200ほど持っているとされています。さらにアルゴリズムは日々数個ずつ改定されているとも言われています。
アルゴリズムを全て追う必要はありませんし、網羅することは不可能です。
重要なのは最新のSEO施策を取り入れて、それを実行することです。
一昔前に効果があったSEO施策は通用しなくなっています、それどころか逆効果でペナルティを受けてしまうことさえあります。
「検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド」などで、基本的なSEOの知識を身につけたうえで最新のSEO情報にもアンテナを張っていきましょう。
最新のSEO情報をいち早く得たいのであれば、X(旧Twitter)がおすすめです。
特に(英字ではありますが)Google 検索の広報担当の「Google SearchLiaison」はフォローしておきたいところです。
なおXをはじめネット上で様々なSEOの情報を得ることができますが、情報の真偽を見極めるにはある程度の知識が必要です。
初心者のうちは、Googleが発信する一次情報を中心に情報収集するようにしましょう。
検索順位が決まるのは、サイトを巡回するクローラーの情報が基となっています。
せっかく訪問してくれたクローラーに対して、あなたのサイトがどんな情報を提供しているサイトなのか?
分かりやすくしてあげる必要があります。
またサイトを頻繁に訪問してくれるようにクローラーを招き入れる工夫も必要です。
ドアがオープンされていて、サービスや値段などが分かりやすいお店は入りやすいですよね。
ウェブサイトにも同じことがいえるのです、では具体的には何をしていけばよいのでしょうか?
・XMLサイトマップを送信する
クローラーはリンクを辿ってサイトを訪問してきます。
しかしどこからもリンクが貼られていないサイトの場合は、クローラーがサイトを見つけるのに苦労します。
特に新しいサイトを作成した場合には、XMLサイトマップは送信するようにしましょう。
XMLサイトマップを送信するということは、例えるならGoogleに向けて「新規開店のお知らせ」や「新商品の入荷」をお知らせするようなものです。
XMLサイトマップの作成方法は、やや複雑で専門的な知識が必要となります。自動作成ツールもありますが不完全なものも多く、完璧なものを作成したいのであれば、プロのSEO業者に相談するなどした方が良いかもしれません。
・ページ階層を複雑にしない
階層が迷路のように複雑化しているサイトはクローラーも迷子になってしまいます。
トップページから全てのページに2クリック以内に到達できるのが理想です。
またパンくずリストを作成することで、クローラーがサイトを回遊しやすくなります。
これは大きなお店の中に店内地図が設けられているようなものです、ぜひ設置していろんなフロア(ページ)を見てもらいましょう。
・画像にも説明文を(altタグの設置)
クローラーはウェブページの画像を正確に認識できません。
画像を設置した場合には、altタグに画像を説明するテキストを設置しましょう。
画像や動画を設置したサイトは、ユーザーの滞在時間が長くなったり、直帰率が減るなど、サイトにとってSEO的に良い効果が期待できます。
但し画像の多用はページの読み込みスピードを遅くし、動画ばかりのページは評価されづらいといった傾向にあります。画像や動画はあくまでもテキストコンテンツを補完する役割として使用し、使用する場合は画像ファイルのサイズを圧縮するなど最適化したうえで使用しましょう。
被リンクは検索順位を上げるための重要な要素の一つです。
いくら素晴らしいコンテンツを作成したとしても、そのサイトにリンクが一つもはられていなければ、検索順位は上がりづらいです。これは検索エンジンが被リンクをそのサイトの支持票だと考えているからです。
リンクが重要だからといって、自演でリンクをはったり、リンクを購入したりする行為はペナルティの対象となってしまいます。それではどうやって被リンクを増やしていけばよいのでしょうか?
第一には訪問してくれたユーザーがシェアしたくなるようなコンテンツを作成することです。
人は感動したり、驚いたり、珍しいものを見たときに、その内容を身近な人に話したくなるものです。
要はあなたのサイトも人の心を動かし、共有したくなるようなコンテンツを作ることが大切なのです。
第二の方法は同じような題材でサイトを運営している人がいるのなら、ツイッターなどのSNSを利用して積極的に交流してみることです。場合によってはあなたの方から、その人のサイトをリツイートするなどして拡散してあげましょう。返礼みたいな形であなたのサイトを紹介してくれるかもしれません。
ここまではSEO対策で、まずやっておきたい施策について解説してきました。
SEO対策はお金をかけず、誰もができる施策となります。
しかし場合によってはSEO対策にかける人員が不足していたり、どこから手を付けていったら分からなかったりすることも多いと思います。
または良かれと思ってSEO対策したことが裏目に出てしまい、検索順位が逆に下落してしまうケースすらあります。
サイト改善の時間節約や最適な施策をする為、プロのSEO業者に施策を依頼するのが良い結果となるケースが大半です。
GoogleもSEO業者にサービスを依頼することを否定していません。
ただしSEO業者の中には悪質業者も多いので、業者の選定には慎重に検討するようにしましょう。
CONTACT
お問い合わせフォーム
番外編
もし検索結果上位に不適切なサイトが表示されていたら(逆SEOという考え方)
あなたが狙っているキーワードで検索した際、不適切なサイトが上位表示されている場合があります。
不適切なサイトとは具体的には、誹謗中傷・名誉棄損・個人情報などが書かれたサイトのことです。
もし削除したい不適切なサイトがGoogleが定める削除ポリシーに該当する場合、速やかにGoogleに検索結果から削除してもらうように依頼しましょう。
削除ポリシーに該当しないサイトが検索上位に表示されている場合はどうすればよいのでしょうか?
そういった場合は不適切なサイトを上回る内容のサイトを作成することで、そのサイトの順位を押し下げることになります。
この施策はサイトの順位を下げることが目的となることから、SEOに対して逆SEOと呼ばれることがあります。
逆SEOの施策もやり方は、SEO対策と基本的には変わりありません。
ウェブサイトを作成し、SEO対策することでそのサイトの検索順位を上げていくといった流れとなります。